口封じで9500万円を受け取っていたハンギョレ新聞幹部…韓国大手紙と政界の癒着に唖然、呆然

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マスコミ関係者は不起訴?

 韓国の芸能関係者が自国の慣習にならって日本の特派員にも現金を手渡し、記者たちが慌てて返したこともあったという。

「韓国の人気歌手のレコーディング風景を取材させてくれることになり、複数の特派員でスタジオを訪れたのです。全てが終わって出ようとすると、担当者が封筒を渡してきました。あまりに堂々としているので何も考えずに受け取ってしまい、外に出て中身を確認すると現金だった。慌ててスタジオに戻って返しました(笑)」(同・重村氏)

 だが、韓国が民主化を成し遂げ、経済が順調に成長を続けると、こうした習慣も次第に消えていったという。

「ですから、大庄洞事件で金氏がマスコミにカネをばらまいているという事実が明るみになり、過去の亡霊が蘇ったような気がしました。日本風に言えば、“昭和の遺物”がいきなり現代に復活したような感じというところでしょうか」(同・重村氏)

 金氏からすれば、報道に手心を加えてもらうための「賄賂」として記者たちに現金を渡したのだろう。とはいえ、記者らに対する贈収賄の捜査は進まない可能性が高いという。

「賄賂と認定するためには、記者が意図的に記事を書かなかったことを法的に証明する必要がありますが、これは至難の業でしょう。検察の本音としても、李氏の立件に全力を傾けたいので、マスコミと戦うのは得策ではないと考えているはずです」(同・重村氏)

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