口封じで9500万円を受け取っていたハンギョレ新聞幹部…韓国大手紙と政界の癒着に唖然、呆然

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“フィクサー”だった金氏

 だが、先に紹介した産経新聞の記事によると、朝鮮日報の論説委員も金銭を受け取っていたという。

《韓国メディアなどによると、金銭貸借や企業顧問契約などの形式でカネを受け取ったのはハンギョレ幹部のほか、保守系の中央日報、朝鮮日報の論説委員や中道系の韓国日報のニュース部門責任者ら。ゴルフ場接待などを受け、100万ウォン(編集部註:約11万円)以上を受け取った記者も数十人にのぼるという》

 産経新聞によると、金氏は北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」の韓国国内配信権を保有する大手メディアグループに所属し、2004年から裁判・検察取材を統括する「司法キャップ」として勤務していた。現金を受け取った各紙の幹部も司法キャップの経験者であり、その時に金氏との接点ができたようだ。

 ちなみに金氏は「記事を書かない記者」として知られており、司法当局との取材調整やグループ内の派閥闘争で暗躍するなど、“フィクサー”的な存在だったようだ。

「70年代の韓国では、取材先が記者に現金を渡すのは半ば常識のようなところがありました。警察署長は年末になると、『来年もお手柔らかに』と担当記者に金一封を贈ったものです。経済担当の記者が社長にインタビューを行うと、企業側が感謝の気持ちとして現金を渡すことも日常茶飯事でした」(同・重村氏)

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