390歳のサメ、119歳の日本人 生物界の「長寿チャンピオン」は誰か? 不老不死の奥深き世界
390歳のサメ
不老不死に憧れる人がどのくらいいるかはわからないが、健康長寿を望む人が多いのは間違いない。
昨年亡くなった119歳の日本人女性はギネスで世界最高齢にも認定されていた。生まれは明治36年。日清戦争の後、日露戦争の前である。
今のところ人間の場合、どんなに長生きでも100歳台の前半までが限界となっているようだが、生物全体を見れば当然、もっと長寿を誇る生き物がいる。
デンマークの分子生物学者、ニクラス・ブレンボー氏が著書『寿命ハック―死なない細胞、老いない身体―』の冒頭で紹介しているのは、グリーンランド・シャークという全長6メートルのサメ。...