アフリカの風俗店でよく日本人漁師がぼったくり被害に遭う理由【元公安警察官の証言】
暴れ出した強者
中には法外な料金を請求されて、暴れ出した強者もいる。
「日本人の漁師の中にはレスラーのように頑強な体の人もいます。とんでもない額を請求されて、かっとなって暴れ、店の壺を壊して逮捕されてしまいました。彼は領事官通報(海外で逮捕された時、その国の日本大使館の領事に面会を求める制度)を希望したので、私が面会に行くことになりました」
勝丸氏が現地警察の留置場に赴くと、漁師は「早くここから出してくれ」と言い出した。
「この国は犯罪が多発していて、留置場は犯罪者ですし詰め状態でした。薬でラリッている人もいれば、凶悪犯もいます。その漁師はゲイから狙われているようでした」
留置場には囚人が入りきらず、署内の廊下にあふれていた。
「留置場がいっぱいなので、毛布にくるんで、ロープで簀巻きにされたり、廊下の柱に紐でくくられた犯罪者もいました。漁師は『退職金を前借りしてでもお金は何とかする。早くここから出して欲しい』と言うので、弁護士を紹介しました」
この国は性風俗が盛んで、成人の10人に1人はエイズに感染しているという統計もある。
「そのため日本から来た男性には、女性との行為はやめて欲しいといつも注意をしていました。ですが漁師たちにはあまり聞く耳を持ってもらえず、トラブルが頻発していたというわけです」
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