“破格の条件”で入団もアッと言う間にクビに…早々と退団した「ドラ1列伝」
“接待攻勢”で体重オーバー
プロ野球のドラフト1位で入団した選手は、「10年はクビを切られない」「最低5年は保証される」などと言われるが、“結果がすべての世界”とあって、大輪の花を咲かせることなく、早々と退団した「ドラ1組」も少なくない。最短の2年で、退団の悲哀を味わったのが、1993年のドラフトでロッテを逆指名(1位)した加藤高康(NTT東北)である。【久保田龍雄/ライター】
逆指名制が導入された同年、140キロ台後半の速球と4種類の変化球を投げ分ける24歳の即戦力左腕は、契約金1億6000万円、年俸1200万円(推定)という“破格の条件”で入団したことで話題をさらった。...