23歳でデビューした作家・荒木あかねの創作の相棒は、ボロボロのタオルケット? 名前をつけるほど溺愛する理由とは 

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名前をつけたタオルケット

 2022年『此の世の果ての殺人』で第68回江戸川乱歩賞を受賞し、同賞の史上最年少受賞者として脚光を浴びた作家の荒木あかねさん。23歳でデビューした彼女にとっての、創作の相棒ともいえる大切な品とは。

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 中学3年生の夏に作家を志してからというもの、学校や仕事の合間を縫ってミステリー小説を書き続け、昨年の5月、念願かなって江戸川乱歩賞を受賞した。それからの半年間はとても慌ただしく、刺激的だった。8月の刊行に向けて大急ぎで受賞作を改稿したり、受賞第1作となる短編小説を四苦八苦しながら執筆したりと、目まぐるしい変化に翻弄されていた。...

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