公式戦で「佐々木朗希」と「村上宗隆」の対決も 新庄監督の「12球団シャッフル案」を大胆シミュレーション

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アイディアを出し合う楽しみ

 ア・リーガは、阪神、西武、ソフトバンクの「盟主」争いに注目。久々に岡田彰布監督率いる阪神が「巨人さえいなけりゃ、阪神が大将」と誰もが認める存在感を発揮できるか。そのためには3年目佐藤輝明の打棒が鍵。実は佐藤、昨季交流戦で西武、楽天に3試合でヒット1本ずつ。新たな対戦相手となる5球団相手には本塁打7本しか打てていない。佐藤にとっては歓迎できない組み合わせかもしれない。こんな相性も、意外な明暗を分けそうだ。今季から先発に転向する平良海馬(西武)がこの顔触れ相手に圧倒的な無敗神話を築けるか……。

 どうだろう? いまのセパだったら実現しない対決や新たな見どころが生まれるシャッフル案は、十分に検討に値すると思いませんか? もちろん、地域が偏らないよう、クジ引きの前に何らかの工夫は必要かもしれない。そういうアイディアを出し合うのもきっと楽しい。

小林信也(こばやし・のぶや)
1956年新潟県長岡市生まれ。高校まで野球部で投手。慶應大学法学部卒。大学ではフリスビーに熱中し、日本代表として世界選手権出場。ディスクゴルフ日本選手権優勝。「ナンバー」編集部等を経て独立。『高校野球が危ない!』『長嶋茂雄 永遠伝説』など著書多数。

デイリー新潮編集部

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