春高バレー、ずさんなコロナ対策で起こった悲劇 3連覇の夢を踏みにじられた岡山就実校長が語った悲憤
実行委員会が認識すべき“弊害”
「いまコロナ死者の97%は65歳以上の免疫力が弱い高齢者。中でも23%が90歳以上、39%が80歳以上です。日本には要介護5の高齢者が60万人いて、それはインフルにかかろうが風邪をこじらせようが、亡くなる可能性が高い人たちです」
春高バレーの対応は、一人でも風邪の疑いがあったら出場させない、というに等しい。秋山校長は、
「理不尽に屈することなく試練を乗り越えていこうと、チームはまとまりました」
と話す。まずはホッとするが、実行委員会は、
「努力して目標を達成するという、思春期ならではの体験の機会を阻害されてしまう」(和田氏)
という弊害を、強く認識してほしいものである。
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