岡田彰布、張本勲、江本孟紀…プロ球界レジェンドが味わった“幻のセンバツ”という悲哀
「あの子は化ける」
第95回選抜高校野球の代表36校が1月27日に決定するが、過去には不祥事による出場辞退、推薦辞退で“幻のセンバツ”の悲哀を味わった球界のレジェンドたちもいる。【久保田龍雄/ライター】
甲子園を目指して強豪校に転校したが、“大人の事情”で夢を断たれたのが、張本勲氏である。
地元の名門・広島商に入学できず、野球では無名だった松本商(現・瀬戸内高)定時制に入学した張本氏は、昼間は学食でアルバイト、夜は授業の毎日で、練習する時間がほとんどなかった。...