「どうする家康」馬のCGのひどさに馬術指導者も「少し残念」 「松潤が馬に乗れない」説はデマ
松潤は馬に乗れる
その結果、田中氏は、
「当初から馬のCGについて“これでは変だ”と進言しましたが、予算や制作時間の都合で、僕の声は反映されませんでした。僕が馬のCGに関わっていると誤解されるのは複雑ですね」
と嘆くのである。ある歴史評論家が、
「戦国時代の城郭が、しっかりした時代考証を経てリアルに描かれるなど、VFXが効果を上げている」
と語るだけに、ひとえに馬が残念。「松潤が馬に乗れないからCGに」とネットに書かれるなど、「被害」は出演者にも及んでいるが、
「今後は生の馬も出るし、松本潤さんも乗馬の練習や、馬を走らせる練習をしているので、期待してほしい」
と田中氏。松潤の名誉のために、こうも語る。
「10年以上前、『隠し砦の三悪人』という映画を撮る際に、松本さんはうちで乗馬の練習をしています。今回も去年の早いうちから何度も練習に来て、ちゃんと上手になっています。大河に出演される方は、みなさん乗馬の練習をちゃんとなさっていますよ」
CGを使う以上は、古崎氏が言うように、「これからどこまでリカバリーされるか期待したい」が、俳優がみな乗れるなら、生きた馬のほうがいい。そう思わない視聴者はいないのではないだろうか。
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