「どうする家康」馬のCGのひどさに馬術指導者も「少し残念」 「松潤が馬に乗れない」説はデマ

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松潤は馬に乗れる

 その結果、田中氏は、

「当初から馬のCGについて“これでは変だ”と進言しましたが、予算や制作時間の都合で、僕の声は反映されませんでした。僕が馬のCGに関わっていると誤解されるのは複雑ですね」

 と嘆くのである。ある歴史評論家が、

「戦国時代の城郭が、しっかりした時代考証を経てリアルに描かれるなど、VFXが効果を上げている」

 と語るだけに、ひとえに馬が残念。「松潤が馬に乗れないからCGに」とネットに書かれるなど、「被害」は出演者にも及んでいるが、

「今後は生の馬も出るし、松本潤さんも乗馬の練習や、馬を走らせる練習をしているので、期待してほしい」

 と田中氏。松潤の名誉のために、こうも語る。

「10年以上前、『隠し砦の三悪人』という映画を撮る際に、松本さんはうちで乗馬の練習をしています。今回も去年の早いうちから何度も練習に来て、ちゃんと上手になっています。大河に出演される方は、みなさん乗馬の練習をちゃんとなさっていますよ」

 CGを使う以上は、古崎氏が言うように、「これからどこまでリカバリーされるか期待したい」が、俳優がみな乗れるなら、生きた馬のほうがいい。そう思わない視聴者はいないのではないだろうか。

週刊新潮 2023年1月26日号掲載

ワイド特集「どうする難局」より

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