NHK「武田真一アナ」が退局へ 55歳でフリー転身を決意させた事情

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決断の背景

「もし東京・渋谷のNHK放送センターが災害で被害を受けたら、大阪から武田アナが全国放送を担当するというわけです。もちろん、それも大きな理由だったでしょう。しかしNHKとしては、知名度が抜群の武田アナを鳴り物入りで異動させ、大阪放送局の存在感や視聴率を上げようとも考えていたはずです」(前出のNHK関係者)

 依然としてNHKの看板アナであり、高く評価されている武田アナが、なぜ退局を決心したのか。

「実は武田アナは、みなさんがイメージするよりはるかに“偉い管理職”なのです。大阪放送局では専任局長待遇で、個室も与えられています。1967年9月生まれの55歳ですから、定年も見えてきました。今後はますます管理職としての仕事が増え、テレビの現場からは離れていくことになります。これが武田アナの決断に大きな影響を与えたようなのです」(同・NHK関係者)

 近年、男性アナウンサーが相次いで転職を発表し、大きな注目を集めている。元日本テレビの桝太一氏(41)は、フリーアナと同志社大学ハリス理化学研究所専任研究所員という“二足のわらじ”を履いている。

news23が関心!?

 元テレビ朝日の富川悠太氏(46)はトヨタ自動車、元TBSの国山ハセン氏(32)は経済ニュースを扱うベンチャー企業に転職した。

「武田アナはテレビの現場にこだわって退局を決意したわけですから、違う業界に転職し、アナウンサーを辞めるわけではありません。フリーに転身した武田アナに民放キー局が強い関心を示すことは言うまでもないでしょう。例えば、夜のニュース番組『news23』のテコ入れを考えているTBSは、有力候補の一つだと思います」(同・NHK関係者)

 NHKは武田アナの後任を大阪放送局に異動させなければならない。これも大変なようだ。

「武田アナに匹敵するアナウンサーでないと大阪放送局のメンツが潰れますし、関西の視聴者も納得しません。今後、様々な名前が出るのかもしれませんが、昨年の春まで『おはよう日本』のメインキャスターを務めた高瀬耕造アナ(47)が適任ではないでしょうか」(同・NHK関係者)

 NHKに取材を申し込むと、《職員個人に関することについては、お答えしていません》と文書で回答があった。

デイリー新潮編集部

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