「『明日カノ』を読んで来た子が初回でシャンパンタワーを入れてくれて…」 現役ホストも驚いたブームの余波

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 をのひなお氏の漫画「明日、私は誰かのカノジョ」(明日カノ)が、大ブームを巻き起こしている。小学館から刊行されたコミックスは累計300万部を突破し昨年テレビドラマ化したほか、壁面広告が新宿、池袋、渋谷など主要な駅をジャックした際には聖地巡礼者も続出した。『売る男、買う女』(新潮社)などの著書があるノンフィクション作家の酒井あゆみ氏が、そんなブームの余波を取材した。

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“レンタル彼女”業にいそしむ主人公・雪を筆頭に、パパ活女子や風俗嬢らをオムニバス形式で描く明日カノは、ひと言でいえば「売る女」たちの物語だ。...

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