ガーシー参院議員「警視庁は逮捕する気マンマン」 選ぶ道はそのまま逮捕か議員辞職の二者択一
議員辞職しなければ身柄を取る
アラブ首長国連邦のドバイに長らく滞在し、国会を欠席しているNHK党のガーシー参議院議員。通常国会召集直後の登院は難しいものの、3月上旬に帰国して、国会に出席する旨を申し出ている。一方で警視庁による捜査は進んでおり、逮捕する気マンマンだと指摘する記者もいる。議員辞職しなければ身柄を取ることも辞さずという強い態度を示す捜査当局からガーシー氏は外堀を埋められつつあるようだが、果たして――。
ガーシー氏は海外渡航届を提出しているが、参院議院運営委員会の理事会は1月20日、これを不許可とすることを全会一致で決定した。不許可は通算で3度目となる。
「ガーシー氏に対しては通常国会召集日である23日からの欠席が見込まれ、与野党から懲罰を求める声が出ています。懲罰と聞くと、北朝鮮に無許可で訪問したアントニオ猪木氏や偽メール問題で追及された永田寿康氏が思い出されますね」
と、政治部デスク。
NHKの予算審議に備えて
ガーシー氏は参院からの問い合わせに対して、「今月から来月はすでに各国要人との面会を含めた予定を入れてしまっているため、今月23日の国会開会日の登院は難しい。3月上旬に帰国し、国会へ出席したい」と回答しているという。
ガーシー氏をめぐっては動画投稿サイトで著名人を中傷、脅迫したという訴えをもとに、警視庁が任意の事情聴取を要請している。そしてすでに、暴力行為法違反(常習的脅迫)容疑などで関係先のいくつかが家宅捜索を受けた。
「3月というのはNHKの予算を審議する総務委員会で質問に立つためのようで、党のアイデンティティとしては真っ当な理由ではあります。ただ、それ以前に帰国しない理由が理解できないですね。まぁどんな言い方をしても国会議員が登院しないことへの弁明にはならないでしょう。とにかく、3月まで帰国しない方が得策だと判断したと見て間違いないと思います」(同)
どういうことなのか?
「警視庁は今回の件に関して、ガーシー氏の逮捕も辞さずというスタンスで臨んでいます」
と、社会部デスク。
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