柏原芳恵が「80年代アイドル枠」に参戦へ…地上波では見られないMC番組の評判

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あのお方もファン

「昨年7月、『マツコの知らない世界』で“卒業ソングの世界”を放送しました。そこに柏原さんが登場し、トークと共にヒット曲の『春なのに』を披露しました。16年にも『マツコの知らない世界』に出演し、『春なのに』を歌っています。彼女はそれまでバラエティ番組にはほとんど出演してこなかったので、トークに自信がなかったのだと思いますが、相手が80年代アイドル好きなマツコ・デラックスということもあり、バラエティでも意外と喋れる人だという印象を持ちました」

 マツコに鍛えられたということか。

「それもあるかもしれません。ゲストを迎えるトーク番組『喫茶☆歌謡界』のMCとして合格点だったと思います。台本はあるでしょうが、トークを引き出す進行や喋りもスムーズで、ゲストのコメントのフォローやトーク回しもしっかりしていたので期待以上でした。面白おかしくトークを回すMCではありませんが、柏原さんはMCとしても上出来、イメージが変わりました」

 もっとも、J:COMテレビを見ている視聴者はそれほど多くないはずだ。

「ケーブルテレビJCOMの制作ですからね、基本的には契約者しか見ることができません。ですからギャラも高くないはずです。是非、地上波に出て欲しいですね」

 やんごとなきお方も、ご存知ないかもしれない。

「天皇陛下ですね。陛下は親王時代、柏原さんのファンとして有名でしたからね。英国留学中は自室に彼女のポスターを貼っていたと言われ、86年には今はなき新宿の東京厚生年金会館で開かれたデビュー7周年リサイタルにお越しになって、東宮御所の庭に植えられていたピンクの薔薇を一輪、彼女に贈られました。なんでもこの薔薇はフランスのミッテラン大統領(当時)から贈られた“プリンセスサヤコ”という新種だったそうです。令和の御代こそ、柏原さんの活躍を期待したいです」

「柏原芳恵の喫茶☆歌謡界」の今後のゲストは、城みちる(65=73年デビュー)、岩崎良美(61=80年デビュー)、山本リンダ(71=66年デビュー)と、昭和歌謡が続くそうだ。

デイリー新潮編集部

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