強豪校・東海大菅生でも…なぜ、高校野球で“体罰”はなくならないのか?
“軍隊”と呼ばれるチームも
第95回選抜高校野球の出場校を決める選考委員会が1月27日に行われるが、ここへ来て心配なニュースが飛び込んできた。昨年秋の東京都大会に優勝し、選抜出場が濃厚と見られている東海大菅生の若林弘泰監督が謹慎していることが明らかとなり、その原因が部員への体罰だと報じられたのだ。2019年の選抜大会直前にも、春日部共栄(埼玉)と松山聖陵(愛媛)で、監督による体罰が発覚し、大会には監督が交代して臨む事態となっている。【西尾典文/野球ライター】
高校野球連盟と大学野球連盟を統括する日本学生野球協会は、毎年不祥事のあった学校や指導者に対して処分を発表しているものの、このような指導者による体罰に関する話題は後を絶たない。...