ヘンリー王子の“暴露本”出版に日本人は胸騒ぎ もし同じことが起きたらどうする?
王室の信頼度も低下
興味深いことに、あれだけメディアへの露出を好むメーガン妃が、『Spare』のプロモーションでは一切姿を見せなかった。
「Netflixのドキュメンタリー番組など、夫婦での出演が目立っていました。そのため今回の“沈黙”を疑問視するというか、不気味と受け取るイギリス国民も少なくないようです。とはいえ、彼女の狙いはシンプルなものでしょう。もし『Spare』が不評だったり批判が集中しても、メーガン妃は『あれは夫の本であり、私とは全く関係がない』と反論できるよう、意図的に露出を避けたと考えられます」(同・多賀氏)
彼女の計算高さが伝わってくるが、同情を禁じ得ないのはイギリス王室だ。『Spare』が出版されたことで、チャールズ国王(74)やウィリアム皇太子の支持率も下がってしまった。
暴露本の出版でヘンリー王子の好感度は地に墜ちたが、それは結局、イギリス王室の信頼度も下げてしまう──こうした現象は日本の皇室にとっても“対岸の火事ではない”という複数の記事が配信された。
国民の厳しい視線
◆ヘンリー王子の暴露本『スペア』が大ヒットで“眞子さん&小室圭さん”に関する宮内OBの「心配事」(FRIDAY DIGITAL:1月16日)
◆ヘンリー王子自伝が爆売れで――小室圭さん(31)ニンマリ 日本政府がVIP待遇終身継続(女性自身:1月31日号)
「小室圭さん(31)と眞子さん(31)夫妻に対して少なからぬ日本人が、『マスコミや秋篠宮さま(57)に敵対的すぎるのではないか』という印象を持っています。ヘンリー王子やメーガン妃と重ね合わせてしまう人が多いのは理解できますし、『今後、日本でも皇室に対する崇敬の念が薄まってしまうのではないか』と専門家や識者でさえ懸念しているわけです」(同・多賀氏)
立憲君主国でも年々、国民の王室に対する視線は厳しさを増している。スウェーデンやデンマークでは王族の数を減らす動きが相次いだ。イギリス王室や日本の皇室にとっても他人事ではない。
多賀氏が「日本人にも参考になるかもしれない」と指摘するのが、ウィリアム皇太子とキャサリン妃(41)の公務に関する報道だ。
marie claire(日本語電子版)は1月16日、「ウィリアム皇太子とキャサリン妃、ペアルックで公務登場!ヘンリー王子の回顧録は完全スルー」の記事を配信した。
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