【どうする家康】ざんばら髪に深紅の着物――織田信長のイメージを決定づけた有名エピソードは「作り話」か?
大河ドラマ「どうする家康」で、岡田准一さん演じる織田信長が強い存在感を放っている。若かりし頃の回想シーンでは、ざんばら髪に深紅の着物というド派手な出で立ちで登場し、いかにも「大うつけ」「たわけ者」という印象だ。
ところで、このようにドラマや小説などでよく描かれる「若き信長=うつけ者」というイメージは、どこまで歴史的事実に基づいているのだろうか。
人気歴史学者・呉座勇一さんは、若者時代の信長のある有名なエピソードを取り上げ、その真偽について考察している。...