大手カレーチェーン「CoCo壱番屋」 年に2回の値上げにファンの悲鳴、深刻化するココイチ離れ
ファンを喜ばせる工夫を
ココイチを愛するファンの一人(40代男性会社員)が言う。
「昼によく使っていましたが、最近は足が向かないですね。値上げ自体は仕方ないこととは思いますが、ちゃんと企業努力はしたのか、そこが見えてこないのが残念。ハーフサイズのトッピングを出すのではなく、高くなった分、味のクオリティが上がったとか、期間限定ではなく新しいトッピングを出すとか、ファンを喜ばせる工夫が見えてこない。株主の方ばかり向いていたら、ファンは冷めてしまいますよ」
運営会社は
外食業界関係者が解説する。
「カレーといえば庶民の味ですから、基本、安くて美味しいというイメージがあり、外食カレーの中でもそのイメージに最も近かったのがココイチ。とはいえ、これまでもジリジリと値上がりしていましたから、ここにきて、いよいよファンたちも嫌気が差してきた、ということではないでしょうか」
値上げの影響、そしてファンのココイチ離れについて、果たしてどう考えているのか。運営会社の壱番屋に尋ねると、
「回答を差し控えさせていただきます」
とのこと。いずれにせよ、辛い時期に差し掛かっている。