台湾・半導体大手「TSMC」は日本経済の救世主…その裏で台湾で高まる“2つのリスク”とは
半導体世界大手の台湾積体電路製造(TSMC)の魏哲家CEOは1月12日の会見で「現在、日本で2番目となる半導体工場の建設を検討している」と述べた。
TSMCは現在、日本で初となる半導体工場を熊本県に建設しており、2024年末までに量産を始める計画だ(投資額は約1兆円)。
工場建設による経済効果は10年間で4兆3000億円に上り、1700人の新たな雇用が生まれるとの試算がある。
熊本県は地元経済界とともに地域を挙げて受け皿作りを進めており、台湾とのパイプを一段と太くするため、蒲島郁夫知事らが11日から14日にかけて台湾を訪問していた。...