ヘンリー王子の「暴露本」行間の読み方 「キャサリン妃vs.メーガン妃」二つの事件が
“赤ちゃん脳”
さらに、以下のような記述もあるという。
「18年6月、第3子のルイ王子を産んだばかりのキャサリン妃とウィリアム王子が、自宅にヘンリー夫妻を招いた時のことです。当時まだ子供のいなかったメーガンは、キャサリン妃に対し『ベビーブレーン』(赤ちゃん脳)になっているのでは、と揶揄したといいます」
“赤ちゃん脳”とは、妊娠中や出産直後の女性がホルモンの関係で記憶力などが低下するという俗説であり、
「ウィリアム王子が『失礼だ』とメーガンを指差したところ、彼女は『私の顔に向けた指をどかして』と言い返した。ヘンリー王子はここでも、兄に対して堂々と反撃する強さを持つメーガンをたたえているのですが、読者の理解を得られるとは思えません」
発売に先立ち、ヘンリー王子は英米テレビのインタビューで、「父と兄を取り戻したい」と語りながらも、「彼ら(王室側)は和解の意思を全く見せていない」などと不満をあらわにしていた。今回の刊行で、双方の溝は一層広がったとみられるのだが、先の多賀氏は、
「注目されるのは5月6日のチャールズ国王の戴冠式です。従来通り、王室はヘンリー夫妻にも“形だけ”の招待状を出すでしょう。ただし、二人そろって出席するかは分かりません。仮にヘンリー王子だけが参列すれば、王室への対応を巡ってメーガンとの間に“温度差”が生じているとみることもできます」
新春の衝撃は、しばらくやみそうにない。