“廃墟マニア”に大人気の「摩耶観光ホテル」で進んでいた知られざる解体・墓地造成計画、危機を救ったのは…

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 長崎県長崎市の軍艦島(端島)観光上陸が始まってから、今年で15年目を迎える。石炭採掘を終えて無人島となり、産廃処理場にする計画まであった廃墟の島は、今やすっかり人気観光地だ。廃墟マニアの間でその軍艦島が「キング」と呼ばれているのに対し、「クイーン」と呼ばれているのが兵庫県神戸市の「マヤカン」こと摩耶観光ホテル。2021年には登録有形文化財に指定された。そのマヤカン、文化財指定の7年前に、取り壊して墓地にする計画が進んでいたという。解体を取りやめたのは、産業遺産の廃墟を愛する一人の男と、心優しい社長の出会いがきっかけだった。...

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