上沼恵美子が「アウト×デラックス」と「格付けチェック」で存在感 今年はいよいよ“東京進出”か

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島田紳助と上沼恵美子

 その頃の「行列のできる相談所」は、裏番組の日曜劇場「オールドルーキー」(TBS・2022年6~9月)に押されており、視聴率が1桁という週もあったという。

「上沼さんが出演した日は、一気に2桁まで回復しました。これで番組スタッフは上沼さんの実力を再認識したのでしょう。12月に放送された日テレの特番にも、上沼さんが出演しました。何とフワちゃん(年齢非公表)が上沼さんの自宅を訪れるという企画でしたが、堂々と自分の半生を語っていて圧巻でした」(同・プロデューサー)

 そもそも「行列のできる相談所」は、島田紳助(66)が番組スタート時のMCだった。そして島田は、上沼を尊敬していたからこそ、M-1の審査員を依頼したのだ。

「上沼さんは1955(昭和30)年、島田さんは1956(昭和31)年の生まれです。当時『海原千里』だった上沼さんの圧倒的な喋りを聞き、島田さんは衝撃を受けたと言います。そこで男性漫才師で“立て板に水”の喋りが人気だった島田洋七さん(72)の師匠である島田洋之介さん(1915~1985)の弟子になったのです」(同・プロデューサー)

 日テレには島田に接したスタッフも多い。上沼と組むのはうってつけと言える。

キー局は歓迎ムード

 お笑い界に“師弟の関係”が存在していた時代を知っているビートたけし(75)や明石家さんま(67)も、上沼には一目を置いているという。もし2人がバラエティ番組で上沼と共演したら、話題になるのは間違いない。

「お笑いというジャンルを離れても、和田アキ子さんや黒柳徹子さん(89)は、さすがに年齢の影響でトークに往時のキレがありません。一方の上沼さんはまだ67歳ですから現役バリバリです。東京の民放キー局にとっては、大御所でも“手垢が付いていない”メリットはかなり大きい。長者番付に名前が出たほどですから、ギャラも無茶は言わないでしょう。民放キー局にとっても、上沼さんの東京進出は大歓迎です」(同・プロデューサー)

註:上沼恵美子 番組打ち切りのカンテレに不満爆発「あんな追い出し方はない」(東スポWEB:12月31日)

デイリー新潮編集部

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