上沼恵美子が「アウト×デラックス」と「格付けチェック」で存在感 今年はいよいよ“東京進出”か

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紅白の司会も担当

「テレビ朝日系列で全国放送された『上沼恵美子のおしゃべりクッキング』(1995~2022年)も、制作は在阪のABCテレビでした。そうして全国区の人気を獲得した上沼さんが、関西ローカルの冠番組にも全力を注いでいたのです。圧倒的な成功を収めたのは当然と言えるでしょう」(同・記者)

 上沼と同じように関西を拠点にしていた、やしきたかじん(1949~2014)との類似点が指摘されることも多かった。

「表面的には似ていますが、人気の質は違いました。たかじんさんは関西トップクラスのMCでしたが、東京での知名度は低かった。一方の上沼さんは、早い段階で全国区の人気を獲得しています。その証拠に、94年と95年に『NHK紅白歌合戦』で紅組の司会を担当しました」(同・記者)

 紅白は東京・渋谷のNHKホールからの生放送だ。「東は京都」の範囲外だが、これは特別に許してもらったようだ。

「紅白の成功もあって、とある民放キー局が上沼さんに出演を打診したそうです。すると『紅白は特別に夫の許可が出ましたが、それ以外はやっぱり関ケ原は超えられません』と、丁寧に断られたそうです」(同・記者)

 後に上沼は、東京に進出できなかった悔しさを語ったこともある。その分、関西ローカルの冠番組には執念を燃やした。視聴者の支持は圧倒的で、「芸能人の長者番付で関西1位」に輝いたこともあったという。

「格付け」での変身

 話を「アウト×デラックス」に戻せば、彼女は人気の冠番組だった「快傑えみちゃんねる」について触れた。打ち切りが決まった当時の様子を振り返り、今でも許していないことを明かしたのだ。

《25年続いた『怪傑えみちゃんねる』、これも妙な辞めさせられ方をさせられたんですね。カンテレやったんで、すごい言いにくいんですけど、文藝春秋には洗いざらい言いました。婦人公論にも。仕返しにちょうどええなあと思って》(註)

 こんな爆弾発言が立て続けに放送されたのだ。この番組で上沼は“いつもの面白さ”を披露したと言える。

 ところが「格付けチェック!」では、少し雰囲気を変化させたのだ。これも話題になった。

「本音のトークでグイグイ押す芸風ではなく、いわば控えに回ったのです。同じチームの和田アキ子さん(72)を丁寧にフォローし、MCの浜田雅功さん(59)は立てながら、抜群の呼吸で掛け合いを披露しました。視聴者には新鮮に映ったようで、Twitterでは《上沼恵美子、好みじゃなかったんだけど格付けチェックに抜群に合うな》といった、従来は批判的だった視聴者からも称賛の声が投稿されました」(同・記者)

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