「超大型契約」が相次ぐ一方で…中継ぎ投手への“厳しすぎる査定”が是正されない「根本的原因」

スポーツ 野球

  • ブックマーク

「全然いってないです」

 現役ドラフトが行われたこともあり、例年以上に選手の移籍が多かったこのオフ。フリーエージェント(以下FA)権を行使して移籍した近藤健介(日本ハム→ソフトバンク)や、3年ぶりの日本球界復帰となる有原航平(レンジャーズ傘下3A→ソフトバンク)といった複数年の大型契約がクローズアップされるなか、毎年のように話題となるのが、中継ぎ投手に対する“厳しすぎる査定”だ。【西尾典文/野球ライター】

 2019年オフには入団から6年連続安定した投球を見せていた祖父江大輔(中日)に対して、中日のフロント陣が「(要望通りの評価を得たいのであれば)早くFA権を取ってください」という旨の発言があったとされ、これに対してダルビッシュ有(当時・カブス)が「活躍しても、いろいろ言われて上がらない。...

つづきを読む