【どうする家康】なぜ元康は今川義元の人質に?第1話で描かれなかった知っておきたい史実

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

 NHK大河ドラマ「どうする家康」が第2話を迎える。第1話は精緻につくられていたが、一部に不満の声もあった。その理由は主人公・松平元康(のちの徳川家康、松本潤[39])の人格形成期の描写がなかったことと、進行がハイテンポだったことにあるのではないか。史書と照らし合わせ、考えてみたい。

 どの大河も第1話から見せ場をつくる。「鎌倉殿の13人」は女装した源頼朝(大泉洋[49])の遁走劇だった。

「どうする――」の場合、「桶狭間の戦い」(1560年)における松平元康の「大高城への兵糧入れ」。...

つづきを読む