「ナマのマツジュン見たい!」で倍率は最大196倍! 「どうする家康」の“出陣式”を現地レポート

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抽選漏れのファンが大勢押し寄せたが?

 今回も観覧は抽選で、各会場の倍率は静岡23倍、浜松20倍、岡崎196倍。

 このうち浜松会場は、城に隣接する公園の広場で、唯一の屋外だった。

 そのため周辺には出演者を一目見ようと抽選漏れのファンが大勢集まったが、

「公園の周りの遊歩道すら立入禁止と言われました」

 と話すのは、現場に駆け付けたファンの一人。

 それでも、彼らが乗っていると思しき車の出入りを待ち、一斉にスマホを向けていた。公園横のホテルでは、女性従業員も作業の手を止めて客室の窓から熱視線を送る。

厳重ぶりは、さながら籠城戦

 しかし結局、チケットなしで家康殿にお目見えすることはかなわなかったようだ。

 その厳重ぶりは、さながら籠城戦のよう。

 最後の岡崎でも、会場となる市民会館は高台の上にあり、そこへ通じる2本の道路には愛知県警の“関所”が登場。

 町おこしに大河を利用したい自治体と、共催したNHKの大河にかける意気込みが伝わるイベントだった。

 ただし、運営は岐阜市より多少スムーズだったとしても、敵は信長にあらず。視聴率やドラマの評価こそがこれからの主戦場になるのだろう。

撮影・西村 純

週刊新潮 2023年1月19日号掲載

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