「令和の仁義なき戦い」へ 6代目山口組の虎の尾を踏んだ組織とは?

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名前だけの2社連合

 遺族が加害者側の責任を追及すること自体は、珍しいことではない。あくまでも正当な権利の主張だともいえるのだが、

「そのあたりの正論が通じないところがヤクザなんでしょうね。ともあれ、6代目の失態を突くような振舞いをしたということで池田組のトップをターゲットにする襲撃は止まらないはず。実際、ヒットマンが岡山入りしたままだとの情報もあり、差し当たって池田組長は籠城を余儀なくされています」(同)

 2社連合が6代目を刺激したことは事実だろう。しかし、これを取り仕切った張本人である入江元副組長が組織を脱退したことに加え、井上組長が蚊帳の外に置かれてしまった恰好にある中で、発端の2社連合自体が「名前だけのもの」になりそうな気配があるのが実情のようだ。

デイリー新潮編集部

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