「ラヴィット!」は年末ゴールデン特番で令和の「笑っていいとも!」になれるか
どこまで成り上がれるか
「かつての国民的人気番組と比べるのは、さすがに酷でしょうね。『いいとも!』は絶好調だった時期のフジを牽引した番組のひとつでしたから、正直言ってまだまだ足元にも及びません。それに朝と昼、放送時間の違い、出演者の顔ぶれや人気企画、テレビを見ない時代など、『ラヴィット!』には不利な条件も多いですからね」
やはり、なかなか厳しそうだ。
「ただ、“ハズレ番組”と言われながら年末のゴールデンに特番が組まれるようになった成り上がりぶりは、『いいとも!』に重なる部分もあります。年末特番で認知度が上がり、朝のレギュラー放送が国民的人気を得るというサクセスストーリーに期待したいですね」
今年の年末にも放送されるだろうか。
「年末特番のおかげで、朝のレギュラー放送のコア視聴率はさらに上がるのではないでしょうか。となれば、番組は継続されるでしょうし、2度目の特番もあるでしょう。もっとも、今回の特番を見終えて引っかかったのが、朝の『ラヴィット!』のほうがワクワク感があるということ。やはり他局がニュースや時事ネタを扱う情報ワイドの裏で、明るく楽しくバカバカしいバラエティをやっているからこそ面白く、話題にもなったわけです。最初は笑われていた番組だからこそ、独自路線がジワジワとツボにはまっていった。それに比べると、『ゴールデンラヴィット!』は台本通りで進行も綺麗すぎたかもしれません」