KADOKAWA映画が続々とお蔵入りに 数億円の損失も…公開しない理由は?

エンタメ

  • ブックマーク

 独裁者とはやっかいな存在だが、君臨していた独裁者がつまずいた組織もまた、大黒柱が折れた家のように、ガタガタになってしまうことが多い。製作した映画が次々とお蔵入りになるKADOKAWAのように。

 ***

 もっとも、北野武監督の最後の映画になりそうな戦国絵巻「首」は、2022年9月14日に、KADOKAWAの角川歴彦(つぐひこ)前会長が逮捕される以前から、お蔵入りの危機に瀕していた。

 この映画、西島秀俊を主役に、21年10月には撮影が終わり、編集作業もほぼ済んでいたのに、公開のメドがまったく立っていなかったのである。...

つづきを読む