立民から自民党へ“電撃移籍”の今井瑠々氏 本人は絶対触れられたくない「カネの問題」

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 なぜ立憲民主党から立候補したのか──出馬時に毎日新聞から問われた今井瑠々氏(26)は、《多様な生き方を尊重している》と説明した(註1)。だが彼女は1月、立民を離党し、自民党に入ったと発表。4月の岐阜県議選に自民の推薦で出馬するという。露骨な“裏切り行為”は衝撃を与えた。全国ニュースとして大きく報道されているのも当然だろう。

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 共同通信は1月8日、「離党意向の今井氏を処分方針 立民代表『許されない』」の記事を配信、YAHOO!ニュースのトピックスにも転載された。担当記者が言う。

「今井氏は1996年、岐阜県の多治見市に生まれました。中央大学の法学部を卒業し、都内の人材コンサル会社に就職しています。2021年4月に25歳となり、衆議院選挙の被選挙権を得ました。高校生の時から政治家を志していたといい、同年10月の衆院選で故郷の多治見市が属する岐阜5区から、立憲民主党の公認で出馬しました」

 立憲民主党は「全国最年少候補者」とPRに力を入れた。出馬会見では当時の党代表、枝野幸男氏(58)も多治見市の会場に駆け付けたほどだ。

 岐阜5区からは4人が立候補。選挙戦の中盤になると、自民党現職の古屋圭司氏(70)と今井氏の一騎打ちの様相を呈した。

 結果は古屋氏が8万2140票で当選。次点の今井氏は6万8615票を獲得。惜敗率は約83%だったが、比例復活は叶わなかった。

 新人の善戦に立憲民主党の関係者は希望を見出した。誰もが「次の選挙も今井氏は立民から出馬するのだろう」と思い込んでいた。

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