レッドソックス「吉田正尚」のWBC参加を明言した栗山監督 メジャー通は「通常ならあり得ません」

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アメリカはドリームチーム

 元々、アメリカではWBCは注目されていなかった。

「チーム編成に本気で力を入れるのは日本と韓国、ドミニカ、プエルトリコくらいです。アメリカで2月、3月はカレッジフットボールのシーズンですから、WBCを観る人は少ない。視聴率も平均1%以下です」

 そのため、これまでのWBCでは、メジャーの有力選手は参加しなかった。

「ところが今年のWBCのアメリカチームは、エンゼルスのマイク・トラウト、カージナルスのノーラン・アレナード、ポール・ゴールドシュミット、メッツのピート・アロンゾなど有力選手が参加してドリームチームになっているんです」

 そう言えば、大谷やダルビッシュの参加も決まっている。なぜ有力選手が出場するようになったのか。

「エンゼルスが大谷参加を許したのも異例です。大谷は3月30日の開幕投手が決まっているし、エンゼルスの正捕手が若いローガン・オホッピーに交代するので、大谷はオープン戦で彼と調整する必要があります。なのにWBC参加というのはかなり不自然です。その背景として、昨年のサッカーワールドカップがメジャーのワールドシリーズと同じくらいの高視聴率をとったため、試合を中継する米放送局のESPNがメジャーリーグ機構に圧力をかけたのではないかという話も流れています。メジャーリーグの収入の半分は1億ドルを超える放映権料ですからね、ESPNには逆らえません。WBCを盛り上げるため、有力選手を次々に参加させているのかもしれません。いずれにしても、吉田については心配ですね」

デイリー新潮編集部

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