「3億数千万円が不明」「実家の鍵を替えられ出入りできない」 平尾昌晃の次男が明かす後妻との相続バトル
人は死して名を残す。平尾昌晃さんほどのヒットメーカーなら、そのつもりでいただろうが、現実に残ったのは「名」よりもむしろ「争い」だった。しかも、没後5年、争いはますますヒートアップしている。
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平尾さんが2017年7月に亡くなった翌年のこと、
「三男で歌手の勇気さんが会見を開き、13年に再婚した父親の3番目の妻が遺産を独り占めにしている、と主張。また勇気さんの公認会計士が後妻を“後妻ビジネスの極悪非道版”と指摘すると、後妻は会計士を名誉毀損で刑事告発しました」(芸能記者)
刑事告発が不起訴処分に終わると、後妻は民事で提訴。その後は後妻側と息子側で、数々の訴訟合戦が繰り広げられている。
昨年12月2日には東京地裁で、名誉毀損裁判の証人尋問が行われ、原告のほか被告である会計士の証人として次男の亜希矢氏も出廷。「直接対決」となったが、泥沼すぎて、傍聴しても何が何やらわからない。ここは亜希矢氏に整理してもらおう。
実家に出入りできないように
裁判では「共同代表」の案件を指摘された後妻がしどろもどろになったが、どういうことか。
「父は平尾昌晃音楽事務所など2社の代表取締役でした。父の死後、後妻は“私が代表になる”と言うので弁護士に相談すると“亜希矢さんと後妻が共同代表になれば、二人の印鑑がないと何も決議できない”と提案され、そうするはずでした。ところが後日、音楽事務所の登記を見ると彼女が単独代表に。弁護士も“やられたね”と。僕は会計担当者から白紙を7枚渡され、署名捺印しましたが、僕も甘かった。でも、後妻がそこまでするとは思わなかったのです。現在、彼女は音楽事務所のものを好き放題使える状態で、その場所は僕らの実家なのですが、鍵を替えられ、僕らは出入りできなくなっています」
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