今村聖奈騎手(19)にテレビマンがドキッとした理由
昨年12月29日に生中継された「東京大賞典2022」(フジテレビ)をご覧になった方はいるだろうか。日本競馬界の一年を締め括るダートレースだが、レースそのものではなく、ゲストとして番組に出演した今村聖奈騎手(19)が話題になっている。
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競馬ファンならよくご存知の“聖奈”だが、簡単に説明しておこう。
今村は昨年3月にデビューしたばかりのJRA(日本中央競馬会)史上10人目、現役では4人目となる女性騎手だ。3月13日、デビューから17戦目に阪神競馬場(8R・4歳以上1勝クラス・ダート1800)で初勝利を挙げると、その後、順調に勝ち星を増やしていった。
5月22日、新潟競馬場(3R・3歳未勝利・ダート1800)で通算10勝目をマーク。1996年の牧原由貴子、2000年の西原玲奈の記録(9勝)を抜き、JRA女性騎手1年目の最多勝利数を22年ぶりに更新した。
6月19日、阪神競馬場(6R・3歳未勝利・ダート1800)で女性騎手新記録となる7週連続勝利。
7月3日、デビュー4カ月にして初の重賞レースとなる小倉競馬場(11R・芝1200)のCBC賞(GⅢ)に挑戦。史上5人目となる重賞初騎乗・初勝利という離れ業を演じる。このレースの1分5秒8というタイムは日本レコードだった。
8月20日、小倉競馬場(6R・2歳新馬・ダート1700)で勝利し、GⅠレースに騎乗が可能となる通算31勝目(地方4勝含む)。
10月22日、新潟競馬場(12R・3歳以上1勝クラス・ダート1200)で勝利し、藤田菜七子が持つJRA女性騎手の年間最多勝利記録(43勝)に並ぶ。翌23日の新潟競馬場(2R・2歳未勝利・芝1600)で記録を更新。
12月24日、阪神競馬場(6R・2歳新馬・ダート1400)で51勝目を飾る。デビュー年の年間50勝到達は、1960年の加賀武見(58勝)、87年の武豊(69勝)、96年の福永祐一(53勝)、2008年の三浦皇成(91勝)に続く史上5人目の快挙で、女性としては初だった。
あの女優は誰?
記録ずくめの今村がゲストとしてテレビに出るというのだから、ファンは注目していた。SNSにはこんな言葉が上がった。
《きょうの東京大賞典のいちばんの見どころは今村聖奈騎手》
《東京大賞典、外したけど今村聖奈がかわいくて外したこと忘れたわ》
《今日テレビで東京大賞典見たんだけど、今村聖奈最初わからんかった》
競馬ファンの民放ディレクターが言う。
「彼女が番組に出演することは事前に公表されていたので、どこにいるんだろうと探したのですが、私も最初わかりませんでした。レースはいつも見ているので顔は知っていたのですが、着飾ってメイクを決めた彼女を見るのは初めてでしたからね」
滋賀県出身の素朴な女の子とばかり思っていたら……。
「番組MCは橋本マナミと倉田大誠アナ、ゲストにカンニング竹山、稲村亜美、元プロ野球選手の藤川球児、現場プレゼンターは菜々緒と志尊淳、さらに現地リポーターに元アイドリング!!!の横山ルリカという豪華な布陣でした。その中でひときわ目を引く若手女優のような女性が今村騎手だったので、ホントにビックリしました」
新人とはいえスター騎手ともなれば、テレビ局の扱いも異なるのだろうか。
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