正月特番「スポーツ王」で改めてわかった石橋貴明の実力 また「とんねるず」に出てもらいたいが難題も
とんねるずに声をかけるテレビ局
「昨年12月17日放送の『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』(フジ)も前回の9・1%から10・0%にアップしました。今回はモノマネ芸人がちょっと弱かっただけに、より一層、石橋の巧みさが際立っていました」
もっとも、前述の通り、石橋だけの番組は消えている。
「やはり石橋のMCに加えて、木梨の即興性、爆発性が加わってこそ、とんねるずというコンビは強い。ヒロミがピンで復活したように、とんねるずにも復活の兆しが来ているように思います。どの局も彼らに声をかけたいはずです」
それでもクリアすべき問題があるという。
「彼らのギャラです。『みなおか』時代、1時間のレギュラーでも1本1000万円と言われていました。12年にテレ東の特番『ハレバレとんねるず 略してテレとん』でも700万円だったと聞いています」
テレビ局は総じて制作費を減らしている。12年連続の個人視聴率「三冠王」を達成した王者・日テレなら可能だろうか。
「日テレは特にギャラに厳しいですからね。みのもんたや爆笑問題が姿を消したのはそのためです。明石家さんま、ヒロミ、くりぃむが残っているのは、彼らが先回りしてギャラを下げてきたからと聞きます」
ならば他の局も無理ではないか。
「『スポーツ王』のコア視聴率を見て放っておかないのは、“小港さん”ことフジの港浩一社長でしょう。彼らがデビューしたばかりの時にレギュラーに起用した『オールナイトフジ』や『夕やけニャンニャン』などでディレクターを務め、『みなおか』では初代プロデューサー、長年の盟友である港氏が子会社から本社の社長に復帰したのは昨年6月です。同じく彼らを可愛がった、フジの天皇と呼ばれた日枝久相談役が健在なのも強い。ひょっとすると低視聴率で昨年末に打ち切られた『ポップUP!』の後継番組も、とんねるずにすれば良かったと思っているかもしれません。フジなら声をかける可能性があるのでは」