5年99億円でメッツ入りした「千賀滉大」 専門家が「とてもいい球団を選んだ」という根拠

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ポストシーズンも期待

 唯一心配なのは、千賀は怪我が多いことだという。

「7年連続二桁勝利を挙げたものの毎年のように怪我をしていて、登板数は平均22試合とそれほど多くはありません。メジャーの先発投手は1年通じて活躍すれば32試合出場しますが、怪我の多い千賀は大事をとって23試合くらいでしょうか。それを前提に計算すると、11勝6敗、防御率3.50くらいの成績は残せると思います」

 とはいえ、メッツのファンは辛辣だという。

「松井稼頭央が1番打者で期待されたのに、守備が下手なことが露呈してブーイングを受けています。ダブルプレーになる打球をトンネルして、大ブーイングを浴びせられたこともありました。千賀も防御率が5点台だったりしたら大変でしょうね」

 実は、メッツは千賀にレギュラーシーズンだけではなく、ポストシーズンでの活躍も大いに期待しているという。

「シャーザーは38歳で、バーランダーは今年の開幕の時は40歳になっています。昨季のメッツは、ナ・リーグ東地区で2位、ポストシーズンとなるワイルドカードシリーズでパドレスと対戦して1勝2敗で敗退しました。第1戦では、エースのシャーザーが5回途中7失点で崩れたのです。彼はレギュラーシーズンの終盤から疲れがでて球が走らなくなっていました。千賀は、2017年から2020年まで日本シリーズの初戦を投げて黒星がひとつもありません。2017年のWBCでは最優秀投手に選ばれています。メッツは勿論、これらのデータを承知しています。ポストシーズンに強い千賀にメッツもかなり期待していると思います」

デイリー新潮編集部

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