日銀新総裁は「初の女性」という可能性も 岸田首相が“介入”の姿勢に打って出た理由
落ち着きを取り戻せないマーケット
日銀による金融政策のサプライズ修正によって、マーケットは混乱に陥って落ち着きを欠いたままだ。黒田東彦総裁は会見で利上げを否定したが、これを真に受ける市場関係者はほとんどいない。そして、来年4月に任期満了を迎える総裁人事への注目度もにわかに増している。その状況に岸田文雄首相が強い関心を示しだしたのだという。
「日銀は今回、変動幅を従来のプラスマイナス0.25%からプラスマイナス0.5%へと拡大しました。黒田総裁は、今回の措置について利上げではないと否定し、金融政策を正常化していく出口戦略ではないことを強調しています」
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