「日本と違って選手が自立」 ソチ五輪銀・竹内智香がスイスに取び込んでつかんだ“タフさ”(小林信也)
大雪山の主峰・旭岳の麓にある東川町で生まれ、2歳からスキー、10歳からスノーボードに親しんだ竹内智香が競技に目覚めたのは14歳の冬。スノーボードが初めて採用された1998年長野五輪に触発された。
「女子大回転で優勝したフランスのカリーヌ・リュビ選手がカッコよくて、この選手に勝ちたいと思った」
金髪の長い三つ編みが少女の胸を揺さぶった。その日から、楽しむだけでなく勝利を目指すスノーボーダーになった。
高校在学中の2002年、ソルトレークシティー五輪に出場。...