ENEOS元会長が“キス強要”で被害女性は骨折 抵抗する女性に「銀座では普通」【スクープその後】

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キスを強要

 杉森氏が“事件”を起こしたのは沖縄県那覇市の中心部にある歓楽街・松山。数多くの飲食店が軒を連ね、“眠らない街”として知られる沖縄最大の盛り場だが、その中でも地元の名士たちが集う老舗の高級クラブでトラブルは起きた。

 午後8時半頃、杉森氏は沖縄の得意先である石油販売会社の幹部らと連れ立って来店したという。

 すでに酔いが回り上機嫌だったという杉森氏らは、店のVIPルームである個室へと案内された。

「彼は隣に座った初対面の30代女性ホステスをいたく気に入った様子で、手を握り始めたのですが、だいぶ酔っ払っていて、自分の方に引き寄せようと手首を強くつかむなどしていた。それが10分くらい続いた途端、大声を出して彼女を抱き寄せたのです」

 そう明かすのは、同店の内情を知る関係者だ。

「持ち込みのワインを飲み出して気持ちが大きくなったのか、杉森さんは彼女のドレスの中に手を入れて、胸を触り始めました。それには飽き足らず、ついにはキスを強要した。彼女の肩に手を回し、その腕で強引に首を絞めるような恰好で唇を奪ったのです」

ドレスを強引に脱がし…

 この間、女性は幾度も拒む仕草を見せたが、杉森氏は「銀座では普通だよ、こんなの」などとしつこく言い募りながら、別のホステスにも同様の行為を働いていたというのである。

「こうした状況が2時間近くも続き、さすがに見かねた他のホステスが“会長、こっちで歌いましょう”とカラオケを勧めたりしたようですが、それでは満足できなかったのでしょう。杉森氏はセクハラを続けてきた彼女のドレスを強引に脱がし、上半身は何も着けていない状態に……」

 これでもかと彼女を辱めた張本人は日本を代表する石油元売り最大手のトップであり、そこには沖縄を代表する企業の経営幹部が並んでいた。衆人環視の中で長時間、我慢を重ねてきた被害女性は頭の中が真っ白になってしまったのだろう。ドレスを剥ぎ取られたのをきっかけにして、堰を切ったように泣き崩れてしまったのだ。

「もう精神的にも限界だと店の方がホステスを交代させる形で、彼女を個室から解放したわけなんですがね。さすがに杉森さんたちは帰っていきましたが、懲りずに翌日も来店したとか」

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