藤川球児、上原浩治を特別扱いで「名球会」にブーイング 透けて見える古田理事長の“ミーハー心”

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古田理事長のミーハー心

 今回の特例は投手二人。分業化により1勝の価値が高まり、200勝達成が困難になったことが背景とされる。たしかにここ10年で、打者の入会基準である2000安打達成者は15人もいるのに、200勝を成し遂げた投手は黒田博樹(47)1人しかいない。しかし、

「投手を入れたいなら、単純に基準を緩めるべきでは? 例えば180勝にすれば、現在190勝の田中将大(34)や188勝のダルビッシュ有(36)、183勝のヤクルト・石川雅規(42)も有資格者になります」

 通算170勝の松坂大輔(42)あたりまでハードルを下げてもその価値をおとしめることにはならないだろう。

「特例対象が、テレビ解説や動画配信で人気も発信力も図抜けている二人、というのも何やら臭う」

 と全国紙ベテラン記者も声を上げる。

「投手出身者を増やすなら、148勝138セーブの大野豊(67)や128勝133セーブの斉藤明夫(67)が先でしょう。最多勝を5回、沢村賞を3回受賞した斎藤雅樹(57)も通算180勝ながら実に113完投です。でも、彼らには特例を適用しない。今月就任した古田敦也新理事長(57)のミーハー心が透けて見えますよ」

週刊新潮 2022年12月29日号掲載

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