ついに警視庁が「ガーシー」に事情聴取要請 「逮捕」はあるのか、元特捜検事が明かす「気になる捜査の行方」

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「ガーシー」こと参院議員の東谷義和氏(51)に対し、警視庁が任意の事情聴取を要請したことが明らかになり、“いよいよガーシー逮捕か⁉”と芸能界や永田町が色めき立っている。今後の捜査の展開はまだ不透明だが、専門家は「2つの可能性」を挙げるのだった。

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 7月の参院選に当選後、一度も登院することなく中東・ドバイを拠点にオンラインサロンでの配信といった“議員活動”に勤しむ東谷氏。12月10日に参院議員運営委員会から登院しない理由の説明を求められると、東谷氏は「来年帰国して通常国会に出席することを考えているが時期は未定」などと回答した。

 しかし警視庁が聴取要請を行ったことで、事態は急展開を迎えている。

「今年7月にBANされたYouTubeのガーシーchにおいて、東谷氏は俳優の新田真剣佑や綾野剛といった芸能人のほか、木原誠二・官房副長官など政治家のスキャンダルを暴露することで一躍“時の人”となりました。今回、東谷氏に晒された複数の著名人が“誹謗中傷を受けた”などとして、警視庁に名誉毀損や脅迫の容疑で告訴状を提出し、受理されています。すでに警視庁は東谷氏が投稿したSNSや動画内容の精査と関係者の事情聴取に着手していて、本人からの聴取も不可欠と判断しました」(全国紙警視庁担当記者)

 東谷氏は所属するNHK党の立花孝志党首に「日本に戻って任意の事情聴取に応じる」意向を示しているといい、聴取実現の可能性は高まっている。

取材に答えた新田真剣佑サイド

 肝心の告訴状を提出した“複数の被害者”について、警視庁は各メディアの取材に対しダンマリを決め込んでいるが、その理由として「事前にバレて騒ぎになり、告訴状を取り下げられては困る」(同)と考えているためという。

 一部で「提出したうちの一人では?」と囁かれる新田真剣佑の事務所に訊ねると「警視庁に一度(東谷氏の投稿内容について)相談したことはあるが、告訴状を提出したことはない」と回答した。

 別の芸能プロ幹部もこう話す。

「告訴状を出せば、いずれ東谷氏側にその事実が伝わり、怒りに任せた誹謗中傷がまた再開するかもしれない。仮に告訴して刑事裁判まで漕ぎつけたとしても、それ自体がニュースとなって裁判で争われる内容がメディアで報じられ、騒動が再燃するのは避けられない。こちらが一番恐れているのは、東谷氏のターゲットとなったタレントの仕事に支障が出ること。事務所側からはアクションを起こしづらい面があり、告訴状提出に二の足を踏むところが多いと聞く」

 一方で、警視庁がこのタイミングで聴取要請を行ったのは「逮捕に向けた本気度のあらわれだ」と捉える声もある。

「国会は12月10日に閉会し、召集は1月下旬が予定されている。参院議員の東谷氏は不逮捕特権を有しているが、あくまで“会期中は逮捕できない”というだけで、理論上は閉会中の聴取実施後、すぐに逮捕することは可能なはず。木原氏だけでなく、“無能”などとコキ下ろされた岸田首相の例もあるため、自民党内でガーシーへの嫌悪感は強く、捜査の進展に期待が高まっている」(自民党関係者)

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