「紅白」は期待薄の裏で、激化する大晦日“民放特番の戦い” 各番組の“見どころ”と“視聴率順位”を予想

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フジVS.TBSの“鬼ごっこ”対決も

「シニア層はもともとテレ東の『にっぽんの歌』を見て、『紅白』が始まる頃にNHKに流れるというのがお約束でした。“昭和の名曲”をハシゴして年を越してきた視聴者が『紅白』について行けなくなった以上、今年はそのままテレ東を見続けることになるのではないでしょうか。昨年の『にっぽんの歌』は視聴率6・6%を記録していますから、今年は2桁も夢ではない。さらに、まだ発表されていませんが、『にっぽんの歌』の後には例年『孤独のグルメ 大晦日スペシャル』が放送されています。昨年は視聴率6・1%と過去最高を記録し、同時間帯では民放2位になりました。今年も放送されるでしょうから、こちらも視聴率アップが期待されています」

 歌番組にもバラエティ番組にも興味のない視聴者が見てきたのが、フジの格闘技「大晦日はRIZIN」だった。しかし、今年はそれもなくなった。

「フジの『逃走中』に対しTBSは『鬼タイジ』と、“鬼ごっこ”対決となります。TBSは昨年初めて『鬼タイジ』を放送しましたが、4時間SPで3・9%と惨敗と言っていいでしょう。なぜフジが同じような企画で挑むのかといえば、『逃走中』は今年、Netflixで世界配信されましたし、鬼ごっこ番組の元祖という自負もあるからでしょう。もっとも、鬼ごっこにそれほど需要があるのかは、正直言って疑問ですが……」

 今年の大晦日、民放はどこが勝つのだろう。

「日テレ『笑って年越し』の番組内容とフジ『逃走中』の出演者次第という前提はあるものの、今年も1位はテレ朝でしょう。そして2位がテレ東、3位が日テレ、4位がフジ、5位がTBSという感じでしょう。本来なら日テレが2位でしょうが、やはりダウンタウン不在ではキツいと見ています」

デイリー新潮編集部

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