香川照之の性加害で被害者がPTSDに 下着を剥ぎ取り、胸部を直に触り…やりたい放題セクハラ【スクープその後】
「週刊新潮」9月1日号が、俳優・香川照之による銀座のクラブホステスに対する性加害を報じると、香川はワイドショーのMCに連続ドラマ、大企業のCMを相次いで降板。12月6日にようやく市川中車として歌舞伎の舞台に復帰したが、まだまだテレビへの復帰は時間がかかりそうだ。ここで改めて、テレビ復帰を難しいものとした性加害の全容を振り返る。
※この記事では性暴力の被害に関する詳細な描写があります。フラッシュバック等の症状のある方はご留意ください。
(以下、「週刊新潮」2022年9月1日号を再掲する。日付や年齢、肩書などは当時のまま)
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いま一番引っ張りだこの俳優は誰か。答える人によって回答はいくつかに分かれるかもしれないが、いずれにせよ、香川照之の名が挙がらないことだけはないだろう。
現在、放映中の「六本木クラス」(テレビ朝日系)では、主人公の竹内涼真への土下座の要求が話題になっている。昨年の「日本沈没―希望のひと―」(TBS系)では、日本が沈没すると訴えたアクの強い田所博士を熱演。いうまでもなく、一昨年の「半沢直樹」(同)でも、東京中央銀行取締役の大和田暁役で、熱すぎる演技を披露した。
映画出演も多く、今年11月公開の「宮松と山下」では、記憶を失くしたエキストラ役者役で主演。そのうえ、市川中車として歌舞伎の舞台にも立っている。
恐ろしいまでの売れっ子でバイタリティーがある、と感心するのはまだ早い。金曜日にはTBS系の朝のワイドショー「THE TIME,」でMCを務め、NHK・Eテレの「香川照之の昆虫すごいぜ!」では、カマキリの着ぐるみを着て、各地で昆虫を探して奮闘。
トヨタ自動車やサントリーなど、錚々たる企業のCMにも起用され、今年上半期のテレビCMタレントランキングでは、男女合わせた8位につけている。
「よくホステスの胸を触ったりしていますね」
そんな香川は、息抜きのためなのか、忙しい仕事の合間を縫ってたびたび銀座のクラブに出没するという。たまたま居合わせた客が言う。
「『半沢直樹』の撮影がコロナでいったん中断する前の2020年3月ごろ、銀座の高級クラブで香川さんを見かけたのですが、酒が入ってご機嫌で、ソファーの上で飛沫をまき散らしながら、仁王立ちになったり踊ったりしていました」
香川を銀座で時々見かけるという別の客は、
「よくホステスの胸を触ったりしていますね」
と証言。しかし、ホステスがいくら接客を商売にしているからといって、銀座のクラブは性的サービスを提供する店ではない。相手が嫌がっているのに胸を触ったりしたら、いくら服の上からでもセクハラになるのは当然。それどころか、刑法176条の強制わいせつ罪が成立する可能性もあるのだ。
そして実際に香川は、19年7月にあるトラブルを起こしていたことが判明している。
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