増税反対の高市早苗を“鎮圧”…背景に“大物”の名前が 次なる閣僚交代の候補は?
怒濤の国会を乗り越えても試練は続く。防衛増税に端を発した上を下への大騒ぎは、岸田文雄総理(65)自らが奔走することでひとまず収束するも、党幹部との「三頭政治」の亀裂が一層浮き彫りとなった。孤立を深める総理。難題は年を越すことになって……。
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「岸田は終わった」と揶揄され、総理になれるとは誰も思っていなかった昨年3月のことである。さる宏池会関係者の携帯が鳴った。相手は岸田文雄。その前年に政調会長を退任し無役だった彼は、来る9月の総裁選に向け、こう切り出した。...