「また巨人が他球団の4番を強奪か」の臆測飛び交う 原監督が西武・山川のイベントにサプライズ参加

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飛び交う臆測

 さてこの野球教室に先立って前日に行われた、もうひとつのイベントも注目を集めた。今期のパ・リーグでホームラン王、打点王の2冠に輝いた西武・山川穂高選手(31)の母校凱旋トークイベントだ。ここに原監督がサプライズ参加。会場となった那覇市・城北中学校の体育館に、この日の主役の山川に勝るとも劣らない拍手で迎えられた。二つのイベントを特別協賛するファンケルの広報担当者は「たまたまお二人の沖縄でのスケジュールが合ったから」と語るが、本当にそうなのか? そもそもスケジュールが合ったからといって、他人の母校に来るものなのか? 

 そんな疑問を持った人も多いのだろう。このニュースが報じられると、SNSでは「なぜ、原と山川?」「なにか思惑があるとしか思えない」など、早くも臆測が飛び交っている。

 原監督が大きく目を見開き、山川選手と見つめあっているのが写真からは確認できる。

 今期の巨人は投手陣の崩壊も深刻だが、打てない打線も深刻。結局Bクラスに沈んだ名門球団に“大砲”補強のうわさが出ても不思議ではない。まして他球団から4番打者や主砲を“強奪”するのは、巨人のお家芸だ。

 生徒との質疑応答で、「練習でできないことは試合でもできない。だから練習からホームランを打つことをこころがけています」と力強く答える山川選手に熱視線を送る原監督。

 近い将来、東京ドームで原監督のグータッチと山川選手の「どすこい」ポーズが同時に見られる日が来るのだろうか。

撮影・前城 均

週刊新潮 2022年12月29日号掲載

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