平手友梨奈 「BTS事務所」に移籍の狙い 「六本木クラス」出演の苦い経験が背景に
平手の落胆
「六本木クラス」はNetflixで配信されることが決まっていた。ところが蓋を開けてみると、世界配信ではなく日本限定だった。
「これに平手さんはショックを受けたと見られています。彼女は欅坂46に在籍していたため、中国や韓国、東南アジアでも一定の知名度を得ています。それもあって、近年は海外志向を強めていました。『六本木クラス』への出演を熱望した理由の一つに、『Netflixで全世界にドラマを配信してもらえる』という期待があったのではないでしょうか」(同・関係者)
結局、「六本木クラス」は別のプラットフォームを利用し、韓国など一部の国で配信されている。
「ところが、それも逆効果になったようなのです。『六本木クラス』はオリジナル版ほど製作費がかけられなかったこともあり、韓国では評価されませんでした。撮影技術や、出演者の演技を批判するネットの書き込みも相当な数に達しました。平手さんが韓国での評判を知り、落胆したとしても不思議はないでしょう」(同・関係者)
「六本木クラス」への出演を巡って事務所との溝が深まり、出演しても充分な成果を上げられなかった──こうしたことが、平手のHYBE移籍を後押しした可能性があるという。
時価総額1兆円
平手が移籍したHYBEは、世界的な人気を誇るアイドルグループ・BTSが所属していることで知られる。また、豊富な資金力で注目を集めてきた。
「今となっては意外ですが、2000年代には倒産寸前にまで追い詰められたこともありました。BTSも最初の頃は小さなビルの地下室でレッスンをしていたというエピソードがあるほどです。ところがBTSが世界的に成功すると、巨額の利益を元に企業買収を繰り返しました」(同・関係者)
昨年4月にはアメリカのメディア企業「イサカ・ホールディングス」を買収。これでジャスティン・ビーバー(28)やアリアナ・グランデ(29)も所属アーティストとなった。
2020年には株式を韓国取引所に上場。時価総額は一時、約1兆900億円に達した。兵役によるBTSの活動休止が発表されたことで株価は急落したが、現在でも時価総額約7000億円を維持している。
「これまでHYBEは音楽を中心としたメディアミックスを展開してきましたが、現在は映像制作のプロを積極的にヘッドハンティングしています。映画やドラマの製作を視野に入れているのは間違いなく、平手さんの移籍とも関係があるはずです」(同・関係者)
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