平手友梨奈 「BTS事務所」に移籍の狙い 「六本木クラス」出演の苦い経験が背景に
女優の平手友梨奈(21)に関する3本の記事が、相次いでYAHOO!ニュースのトピックスに転載された。反響は極めて大きく、関連ワードがTwitterのトレンド入りした。まずは改めて記事のタイトルを紹介しておこう。
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◆平手友梨奈がBTSらの韓国大手「HYBE」移籍 同社新レーベル「NAECO」から世界へ(日刊スポーツ電子版・12月21日)
◆「スタッフから怒りの声」平手友梨奈が佐藤健とのW主演映画を“ドタキャン”で製作中断(文春オンライン・12月21日)
◆平手友梨奈がBTSらの「HYBE」移籍「より良い作品を届けられるよう」秋元康氏も後押し(日刊スポーツ電子版・12月22日)
報道の要点は2つ。日刊スポーツが伝えたのは、平手の移籍話だ。そもそも彼女は、ソニー・ミュージックエンタテインメント系列の「Seed & Flower」に所属していた。
それが今回、韓国の総合エンターテインメント企業「HYBE(ハイブ)」の日本本社「HYBE JAPAN」への移籍が発表された。
文春は、映画監督・蜷川実花(50)の新作映画に関するトラブルを報じた。平手と佐藤健(33)のW主演で進行していたが、平手が撮影をドタキャン。そのため製作中断に追い込まれたという内容だった。
後で詳述するが、文春オンラインは21年12月、「平手友梨奈が所属事務所独立へ。原因はあの大ヒット韓流ドラマ」という記事を報じていたのも興味深い。
熱演を披露
文春のタイトルにある《原因はあの大ヒット韓流ドラマ》とは、韓国の「梨泰院クラス」と、そのリメイク版で、今年7月から放送された「六本木クラス」(テレビ朝日)のことだ。担当記者は次のように話す。
「ドラマへの出演に慎重だったSeed & Flowerと、どうしても出演したかった平手さんとの間に溝が生まれ、両者の関係は良好とは言えませんでした。一部の芸能関係者は、『その結果、映画の撮影トラブルや、事務所移籍が起きたのではないか』と指摘しています」
韓国のエンタテインメント業界に詳しい関係者は、「電撃移籍の背景には、平手さんがフラストレーションを抱えていたことも関係しているでしょう」と言う。
「『六本木クラス』の製作が発表されたのは今年6月。平手さんはIQ162のインフルエンサー・麻宮葵を演じました。『梨泰院クラス』の原作者チョ・グァンジン氏も『葵の役は平手さんがぴったり』と推薦していたほどで、彼女の意気込みは相当なものがありました」
「出演を認めないのなら事務所を辞める」──そう啖呵を切っただけあり、平手は強い気持ちで撮影に臨んだ。
「熱演だったことは間違いなく、強く印象に残ったという視聴者も少なくないと思います。テレビ業界や芸能界での中からも、平手さんの演技を高く評価する声も出ました。ところが、その後、“ボタンの掛け違い”とでも言うしかない状況に陥ってしまったのです」(同・関係者)
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