本田翼「君の花になる」が“逃げ恥枠”の最低視聴率を記録 歴代主演女優たちとの違い
フォロワー100万単位
「そもそも火曜ドラマは、旬の女優が主演し、星野源や竹野内豊、大森南朋、佐藤健といった人気イケメン男優を従えるのが、ひとつの形になっています。実際、主演女優陣は、多部未華子や永野芽郁、清原果耶、二階堂ふみ、上白石萌音といったNHKの朝ドラ女優、そうでなければ、新垣結衣や綾瀬はるか、上野樹里らの堂々たる高視聴率女優です。彼女たちに比べると、正直、本田翼では実力不足だったと言わざるを得ません」
それでも、最終回はTwitterでトレンド1位を獲得した。
「それは高橋文哉をはじめとするボーイズグループのおかげだと思います。もちろん本田は、YouTubeのチャンネル登録者219万人、TikTokのフォロワー190万人、Instagramのフォロワー339万人と、人気も衰えていません。CMの15秒、30秒で、可愛い表情をめまぐるしく変えていくのは見事で、昨年の『タレントCM起用社数ランキング』(ニホンモニター)で1位を取ったのもよくわかります。ゲーム実況でも人気です。しかし、長尺のドラマとなると話は別です。しかも主演で1時間となると、息切れして無表情となる瞬間が垣間見えてしまうんです。つまり彼女は、ドラマの主役には向いていないのかもしれません」
主演ともなれば、映りっぱなしだ。
「逃げ恥」枠の正念場
「月9でヒロインを演じた『恋仲』(15年7月期・フジテレビ)の頃から演技が変わっていません。具体的には、とぼとぼ歩くのはいいけれど、そうでない時には右手と左手が同時に出る癖がある。走り方も独特で、緊張感のあるシーンには向きません」
なかなか厳しい評価だ。
「本田翼が輝いて見えたのは、福士蒼汰が主演の『恋仲』もそうですが、石原さとみが主演の『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(16年10月期・日本テレビ)や沢村一樹が主演の『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(18年7月期、20年1月期・日テレ)などで助演の時です。今回の『君の花になる』は、彼女にとって少し気の毒なポジションだったのかもしれません」
来年1月期の火曜ドラマは、広瀬すずが主演の「夕暮れに、手をつなぐ」だ。
「朝ドラ女優に戻りました。相手役もKing&Princeに残る永瀬廉という組み合わせです。プロデューサーは、前作の成績が悪いと次の作品で二の足を踏むことがあります。そのため、当代No.1の若手女優にジャニーズ、脚本に北川悦吏子を配して、不退転の決意で臨むということなのでしょう。『逃げ恥』枠の正念場ですからね」