F1写真を70万枚以上撮影! “F1の伝道師”と呼ばれるカメラマン・間瀬 明、妻が明かす秘話

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一撮必中の写真で内面のドラマを

 東京・南青山のホンダ本社ビル1階ウェルカムプラザでは現在、今年7月、88歳で亡くなったカメラマン間瀬明さんの追悼写真展が催されている。生涯をかけて“F1の伝道師”であり続けた間瀬明とは一体どんな人物だったのか?

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 間瀬さんは、日本ではまだ知る人が少なかった1967年からF1を追いかけ、写真でモータースポーツの素晴らしさを訴え続けた。足を運んだF1のレースは500戦以上。撮った写真は70万枚を超える。活動はカメラマンの範疇を超え、F1界の重鎮と親交を結び、時にはチームとスポンサー企業との橋渡しもこなした。まさに日本のF1の“顔役”だった。妻の和子さん提供の写真を見れば、一目瞭然だろう。ナイジェル・マンセルやニキ・ラウダといったレジェンドたちと実にフレンドリーに交流している様子がうかがえる。

 今回の写真展には厳選された50点が展示されているが、レース中の事故で亡くなったアイルトン・セナと故本田宗一郎氏の貴重な2ショットも含まれている。

 間瀬さんと親交の深い、カメラマンの佐藤均氏は、「間瀬さんが撮るF1の写真にはドラマやストーリーがある」と語る。間瀬さんはレース直前のドライバーに近づき、“眼”が物語る写真を多く残した。ドライバーの眼に表れた不安と緊張、そして昂ぶり。これを一撮必中の写真でとらえ、内面のドラマを映し出した。

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