芦田愛菜が「新CM女王」になれた意外な理由 「誰がファンか分からないタレントが強い」

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いい意味で「誰がファンなのかよく分からない」

「実はCM業界では、アンチがおらず熱狂的なファンもいない存在が一番使い勝手はいい。人気アイドルは、期待を裏切られたとき、ファンがツイッターで誹謗中傷してくることがありますが、愛菜さんにはそれがない。本人がSNSをやっていないので、炎上リスクもありません。私はCM女王に必要なのは、誰がファンなのかよく分からないことだと考えています。また、広告業界のメインターゲットのF1層、つまり20~34歳の女性にとって、愛菜さんには十数年慣れ親しんだ、サザエさんやドラえもん並みの親近感があります」(中川氏)

 賢い愛菜ちゃんのことだから、自分をどう見せるべきか、百も承知だろう。

 結果、CM1本あたりのギャラも、ほかの子役上がりのタレントよりは高いようで、広告関係者は、

「1本1500万円から2千万円、場合によっては3千万円」

 と明かす。誰からも嫌われず親近感を持たれる彼女は、当面CM女王として君臨することになりそうだ。

週刊新潮 2022年12月22日号掲載

ワイド特集「夢の続き」より

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