ホテルのフロントの女性も厚着のまま 停電でクリスマスを迎えるウクライナのいま
窓が残っているマンションが一棟もない
一方、ロシアが支配する東部ドネツク州のマリウポリでも、状況は似たり寄ったりだ。
ロシア側のボランティアに加わり同市を訪れたジャーナリストの徳山あすか氏によると、
「商店にはクリスマス用の商品も含め物資は豊富にあります。問題は、やはり寒さですね」
とのこと。
電気やガスの供給が途絶えた家では、ペチカ(ロシア風の備え付け暖炉)で辛うじて暖を取っているという。
「マリウポリには窓が残っているマンションが一棟もなく、“せめて窓だけでも”と急ピッチで修理が進んでいます」(徳山氏)
来年こそは戦争終結が実現することを願うのは、苦しんでいるウクライナの人たちだけではないはずなのだが――。